川崎F 王者横浜を逆転撃破 23歳三笘2発!視察の森保監督に猛烈アピール
2020年09月06日 05:30
サッカー
川崎Fのアカデミー育ちで今季筑波大から古巣に復帰。8月5日の鹿島とのルヴァン杯でプロ初得点を記録すると一気にブレーク。公式戦5戦連発で点取り屋として覚醒した。得意のドリブルに加え得点力まで備わったことで「複数の選択肢を持ってプレーできているので、相手も飛び込めないと思う」。自信もつけプレーもさらにさえわたった。
小さい頃はイニエスタ、ネイマール、メッシらの動画を見て、見よう見まねでボールを右足アウトサイドで運ぶ技術を身に付け、アカデミー時代には小指に当ててボールを運ぶことも徹底した。横浜には昨年ホーム最終戦で1―4と大敗。テレビで見ていた三笘も“リベンジ”に燃えていた。後半25分にはあと一歩でハットトリックのシーンも。「まだ点を取れるシーンがあったので、満足はしていない。もっと個を磨いていきたい」。チームのタイトル獲得へ、目標の東京五輪出場へ、三笘は貪欲に向かっていく。
◆三笘 薫(みとま・かおる)1997年(平9)5月20日生まれ、川崎市出身の23歳。小3で川崎Fの下部組織入り。ユースまでプレーし、筑波大に進学。17~19年と3年連続で関東大学1部リーグのベスト11。17年から川崎Fの特別指定選手となり、昨年9月8日のルヴァン杯・名古屋戦でトップデビューし今季正式に加入した。1メートル78、72キロ。利き足は右。