取材歴40年、ベテラン記者も追悼「マラドーナを超えるオーラいない」

2020年11月27日 05:30

サッカー

取材歴40年、ベテラン記者も追悼「マラドーナを超えるオーラいない」
1982年に来日したボカ・ジュニアーズのマラドーナ氏(中央) Photo By スポニチ
 【大西純一記者】マラドーナ氏は若い頃からスーパースターだった。ボカ・ジュニアーズ時代の82年1月に来日した時は3試合で8万人の観客を動員した。入社10カ月だった私は初めて日本代表を取材するために先輩と2人で国立競技場に行ったが、当時21歳だったマラドーナ氏は20億円の価値があるといわれていた。常に取り巻きに囲まれ、取材するのが一苦労。当時はミックスゾーンもなく、試合後記者会見に出る選手以外は、選手ロッカーの前で選手をつかまえて話を聞くスタイルだった。何とか近くで話を聞きたかったし、「あわよくば腕にでも触れれば」と思ったが、まったく近づけない。記者会見を終えるとたちまちガードされて去って行った。
 マラドーナの凄さを肌で感じさせられたが、ピッチ外のマラドーナを総括した記事で「ボカのギャラが1億5000万円で、マラドーナの取り分は約2割」などと書いたことを覚えている。86年W杯メキシコ大会の4年前だが、そのオーラは今でも忘れない。取材記者歴は40年になるが、いまだにマラドーナを超える選手を取材したことはない。

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