神戸・イニエスタ V弾で初8強「歴史つくり続けたい」も負傷に三浦監督「心配」
2020年12月08日 05:30
サッカー
後半5分には元日本代表DF西が追加点を奪い、守っては元ブラジル代表MFオスカルらを擁する前回8強の上海上港に対して全員が体を張り、9月30日の名古屋戦以来、公式戦15試合ぶりとなる完封。その先頭に立ったのが、1次リーグ最終戦となった水原戦から丸刈りスタイルにした主将の背番号8だ。
イニエスタは試合後「ゴールを決めることでチームの勝利、次のラウンドへの進出に貢献することができてとても幸せ。まだまだ歴史をつくり続けたいですし、たどり着けるところまで勝ち進めるようチャレンジし続けなければなりません」とコメントしたが、手放しでは喜べない。後半23分には右太腿上部の違和感を訴えて負傷交代。ベンチからロッカーへと引き揚げる際は患部にアイシングを施し、指揮官も「イニエスタの足の状況は心配」と表情を曇らせた。
8日に準々決勝の組み合わせ抽選が実施され、中2日で4強を懸けた戦いを迎える。代えの利かない司令塔がピッチに立てるかどうかが、アジアの頂点を目指す神戸の命運を握る鍵となる。