鹿島MF須藤直輝 ウッチーから“置き土産”受け取った次世代ドリブラー
2021年02月05日 05:30
サッカー
![鹿島MF須藤直輝 ウッチーから“置き土産”受け取った次世代ドリブラー](/soccer/news/2021/02/04/jpeg/20210205s00002179099000p_view.jpg)
単にテクニシャンで収まらないのが、埼玉の強豪・昌平高で1年から10番を背負ってきたゆえんだ。1対1では緩急自在のドリブルで、巧みにスペースを見いだしてチャンスメーク。フィニッシュの能力もあり対戦各校の脅威となってきた。鹿島ではサイドハーフやトップ下として、前線の活性化の役割を期待される。
中学時代はJ2大宮の下部組織で育ち、高校卒業後は“古巣”に戻ることも選択肢の一つだった。しかし、昨夏に元日本代表DF内田篤人氏が引退セレモニーで語った「鹿島はサッカーに集中できる環境。偉大な先輩が迎え入れてくれる」の言葉が胸に響いた。「内田さんが言うなら間違いないと確信した」と、名門入りを決意した。
内田氏が残した大きな“置き土産”を受け取った須藤は「自分の武器であるドリブル、チャンスメークでタイトル獲得へ1年目から貢献できるように努力したい。熱いサポーターの方々のためにも強い気持ちで戦いたい」。目指すは、内田氏以来、クラブ史上2人目となる高卒ルーキーでの開幕スタメンだ。
◆須藤 直輝(すとう・なおき)2002年(平14)10月1日生まれ、埼玉県出身の18歳。大宮ジュニアユースを経て昌平高に進学。1年夏の全国高校総体4強、2、3年冬の全国高校選手権は2大会連続8強に貢献した。将来の夢である「海外挑戦」のため、在学中に英検2級を取得。好きな選手はスペイン1部バルセロナなどで活躍した元ブラジル代表MFロナウジーニョ。家族は両親と姉、兄。1メートル69、63キロ。利き足は右。