マイナビ仙台レディース 将来的に年俸1000万円プレーヤー誕生を願って
2021年02月05日 16:15
サッカー
昨季まで国内のトップリーグだった「なでしこリーグ」は、プロとアマが混在していた。平均年収は240万円ほど。代表クラス以外はプロ契約することができず、大半が所属クラブが運営する会社の社員や学生であった。「WEリーガー」が子どもたちの夢になるためにも、これまで以上の待遇改善は必須となる。
そのための第一歩が観客動員数の増だ。2019年のホームゲーム平均入場者数は1219人で、仙台は924人と年々減少傾向にある。リーグは平均観客動員数5000人を目標に掲げて様々な企画を検討しているが、地方クラブにとって自助努力は必要不可欠となる。粟井社長は「なでしこリーグを考えると、かなり高いハードルなのは間違いない」と話すが、将来的に見込めない数字ではない。
これまで、紙だったチケットをスマートフォンなどで電子化。来場者の属性やデータを解析し、PDCAサイクルの上でチケッティングの仕組みを見なしていく。また、宮城県内のプロクラブとの協力体制も検討しており、「5000人が一足飛びに行くとはなかなか現状、私もイメージ仕切れない。5000人に行く前に1000人、2000人とステップを刻んでいきたい」。着実な運営で、WEリーガーの活躍を後押しする。