【明治安田生命J1リーグ第7節 柏1―1横浜FC ( 2021年4月3日 ニッパツ三ツ沢球技場 )】
柏は横浜FCに1―1で引き分け、リーグ5試合ぶりの白星とはならなかった。前半38分にセットプレーから失点。後半は押し込みながらも入らない時間が続いたが、試合終了間際の後半45分に左CKからDF大南拓磨(23)のプロ初ゴールで追いつく執念をみせた。ネルシーニョ監督(70)は「この状況を抜ける兆しが見えた。分け合った勝ち点は今後、積み上げていくための価値のある勝ち点1だ」と評価した。
大南は16年にJ1磐田へ入団し、昨季から柏でプレー。本職はセンターバックながら、指揮官から高い技術を見込まれ、先月27日のルヴァン杯浦和戦(1―0)から右サイドバックでプレーする。プロ5年目で記念すべき初ゴール。「サイドで高い位置を取ったり、自分がスペースを空けたりを意識している」と話す大南が、新しい定位置で存在感を発揮し続ける。