【中田浩二氏の目】戦い方を変える必要はない ポジティブに勝ちたい気持ちを出すこと
2021年10月08日 19:10
サッカー
日本はオーストラリアをホームで迎え撃つが、ここでシステムを変えたり、戦い方を変える必要はない。ジーコ(元日本代表監督)が鹿島でよく言っていたのは、「原点に戻る、初心に帰る」ということ。ここまで森保ジャパンとして3年間積み上げたものがある。それをチーム全体で見つめ直し、ベクトルを合わせてオーストラリアに立ち向かうことが重要だ。
森保監督のサッカーは縦に早く攻め、ボール持ったら前にいくというもの。全体が連動して動き、ボールを持った選手を追い越して前に出る動きも多い。わずか数日では変えられることは限られている。「いままで何を積み上げたか、どういうサッカーをしてきたか」を確認することが効果的だ。
そして「勝ちたい気持ち」を出すこと。ネガティブになりがちだが、こういうときこそポジティブにいかないと勝ち点3は取れない。出場停止だった伊東が戻ってくるし、コンディションを見てフレッシュな選手を起用することができる。オーストラリアもアウェーだし、既に勝ち点9を取っているので無理に攻めてこないかもしれない。ちょっとしたことで、変わる可能性はあると思う。(元日本代表DF)
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