川崎Fが7連勝で2年連続4度目のリーグV目前 勝ち点84の最多記録を更新 大島僚太も復帰
2021年10月24日 22:49
サッカー
元ブラジル代表FWはこれが今季17得点目。得点王争いでトップの横浜FW前田にあと1点と迫った。川崎Fとの契約が今季で満了するとあって、母国ブラジルでは去就について様々な報道がなされているが「自分が決断しないといけない時が来ると思いますが、ピッチの中で自分ができることをやって優勝したい」と背番号9。まずはタイトル獲得に全神経を集中させることを誓った。
ホームの後押しも味方につけた。この日の観衆1万1576人は今季最多。後半26分に故障離脱していたMF大島僚太(28)が約3カ月ぶりにピッチに立つと、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。「(チームが)これまでの厳しい日程を勝ち抜いたのを目の当たりにしていた。自分一人の力ではないが、追いつかれることは避けたかった」と背番号10。今季はケガに泣かされ続けたが、まだ万全ではない中、必死のプレーでチームに勢いをもたらした。
チームはこれで勝ち点を84とし、昨年記録した18チーム制の最多勝ち点を超えた。夏にチームを支えてきた田中、三笘の両MFが海外移籍。9月にはケガ人が多発し、わずか10日間でルヴァン杯、ACLから敗退するなど苦しい時期もあったが、大崩れすることなく一丸で乗り切り、また偉大な記録を達成した。
次節浦和に勝ち、横浜が引き分け以下なら連覇が決まる。「とにかく優勝というものをぼかして考えるのではなくて、しっかりと全員が向かって戦っていく。そういう姿勢を貫きたい」と指揮官。かつてシルバーコレクターと言われたチームが、5年連続7つ目のタイトル獲得へまた大きく前進した。