松木玖生と仲介人&マネジメント契約した「バランススタイル」高畠太志氏が持つ“別の顔”

2022年02月16日 08:30

サッカー

松木玖生と仲介人&マネジメント契約した「バランススタイル」高畠太志氏が持つ“別の顔”
海外トライアルに参加した時の松木と高畠氏(右) Photo By 提供写真
 【「バランススタイル」高畠太志代表取締役会長 】 全国高校サッカー選手権で優勝し、青森山田からFC東京に入団したMF松木玖生のマネジメント会社と仲介人が5日に発表された。契約したのは過去に本田圭佑、現在は柿谷曜一朗らをマネジメントする「バランススタイル」の代表取締役会長、高畠太志氏(45)。「サッカーが日常に溶け込むように」と意気込む高畠氏は“別の顔”も持っている。
 「バランススタイル」は東京や大阪にセレクトショップを構えるアパレル系会社でもある。高畠氏がファッション業界に足を踏み入れるきっかけとなったのは10年。本田が愛用した時計を、自分たちも販売できるようにサイトを作ったのが始まりだ。12年には語学が堪能な妻・侑加さんの尽力で元スペイン代表DFカルレス・プジョルがプロデュースする時計の独占輸入権を獲得。17年末に元オランダ代表MFデミー・デゼウらが立ち上げた服飾ブランドを取り扱うようになった。

 10年に知人を介して個人的なつながりができた青森山田の黒田監督も同社の商品を気に入ってくれた。「FOOTBALL+FASHION」をコンセプトにする中、18年からプレミアリーグを戦う青森山田のユニホームスポンサーになった。そして19年4月、松木という逸材を知った。

 だが「初めて話をしたのは21年1月でした」(高畠氏)。海外クラブから興味を持たれ、高畠氏が間を取り持った。この時はまだ選手の移籍交渉をまとめるのではなく、松木の渡航や海外クラブ側との窓口に徹した。

 以前から「弊社の商品を愛用してくれる選手から何か相談を受けても、ピッチ内外でサポートしきれない部分は感じていた。さまざまな知識を蓄えて助言ができれば」という思いは抱いていた。21年に仲介人登録をしたが、松木ありきではない。だがファッション同様に“その人に似合うスタイル”を模索してつくり上げる提案を、松木も黒田監督も認めてくれた。そして同社初の仲介人契約を結んだ。

 「ファッション界で培ったネットワークは生きると思います」。プジョルの仲介人とは親しく、他のサッカー仲間から協力を得られる環境はすでにある。二足のわらじを履きながらサッカーとファッション両面での文化創造と浸透に貢献する。(記者コラム・飯間 健)

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