浦和・西川、完封で今季初勝利つかんだ 楢崎に並んだ!J1歴代2位の無失点試合「163」

2022年03月07日 05:30

サッカー

浦和・西川、完封で今季初勝利つかんだ 楢崎に並んだ!J1歴代2位の無失点試合「163」
<浦和・湘南>前半、ボールをキャッチする浦和・西川(右)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第3節 最終日   浦和2-0湘南 ( 2022年3月6日    埼玉 )】 明治安田生命J1リーグは6日、8試合が行われ、浦和がホームで湘南を2―0で下し、開幕5試合目で今季初勝利を挙げた。前半16分にMF江坂任(あたる、29)が今季初ゴール。終了間際にはDF馬渡和彰(30)が古巣に強烈な恩返し弾を決めた。守ってはGK西川周作(35)がゴールを許さず、J1通算無失点試合数を163とし、名古屋などで活躍した楢崎正剛と並んで歴代2位に浮上した。
 笑顔の似合う男がゴールマウスに頑丈な鍵をかけた。西川は最後尾で声を張り上げて守備陣を鼓舞。初勝利&今季初完封に大きく貢献した。これでJ1通算無失点試合数は163。楢崎正剛と並んで歴代2位に浮上するとともに、曽ケ端準(元鹿島)の169試合も視野に捉えた。

 「やっぱり最高にうれしい。みんなの頑張りで(ゴールに)シャッターを下ろせたと思う。これからもたくさんシャッターを下ろせるように頑張りたい」

 この試合で引き分け以下なら開幕から5戦未勝利でクラブワーストに並ぶところだったが、前半16分、MF江坂が早々に会場に歓喜を運んだ。敵陣でボールを受けると左へスルーパス。そのまま前線に走り、折り返しを右足で合わせ先制点を決めた。後半42分には途中出場のDF馬渡が古巣へトドメの一撃。相手の攻撃に体を張り続けた守備陣の頑張りに応える追加点だった。

 柔和で人当たりの良い西川だが、「目指すのは一番上」と闘志を内に秘める。ピッチ内で「無失点」は絶対に譲れないものだ。「0に抑えるのはGKにとって一番の喜び。どんな試合でもピンチはあるし、そこで守るか守らないかで結果も変わってくる」。また、格好良い姿を見せることで、子供たちにGKの楽しさや存在価値を広めていくという使命感も持っている。

 この一戦は日本代表の森保監督も視察。代表に食い込むチャンスはまだまだある。「今季の活躍次第で、目標としている日本代表に戻ることができると思っている」。浦和に西川あり――。この勝利で、チームとともに上昇気流に乗る。

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