【Jトピ~データで読み解く】磐田MF遠藤42歳は衰え知らずのパサー 全選手最多の1試合ラストパス6本
2022年05月04日 06:00
サッカー
J1通算最多出場を更新し続けている今季も、足元の技術の高さと視野の広さを生かしたプレーを見せている。ボールを動かしながらタイミングを計り、味方の攻撃のスイッチを入れるパスを出す。味方に放ったパスは641本、成功550本は全体3番目でMF最多。味方から受けたパス本数も全体3位の511本、上位は相手のプレッシャーの少ないDF選手でMFでは最多だ。空いたスペースに入ってパスを呼び込み、攻撃へとつなげている。受ける位置に加え、ボールを止める技術も高く、トラップ396回中383回成功。成功率96・7%は今季トラップ350回以上のMFの中で最も高い。
一瞬で判断し、試合の流れを遅らせないワンタッチパス262本は全選手最多。リズムをつくり出すショートパス422本もリーグ最多で、試合の状況を見ながら長短のパスを繰り出している。
ジーコジャパンでは海外組の控えの位置づけだったが、次のオシムジャパンで全20戦中17試合に出場するなどその後、代表でも主力として活躍した。国際Aマッチ最多出場記録(152試合)も持つ司令塔は、プロ初年度の98年からJリーグでは昨季まで24年連続ゴール中。今季も得点を挙げれば、自身の記録を25年に伸ばすだけでなく、ジーコの持つ41歳3カ月12日のJ1最年長記録も更新する。
衰え知らずのレジェンドにとって、記録はただの通過点かもしれない。(データ提供:データスタジアム。パスなどのスタッツは第10節まで)
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