FC東京・松木 10戦目でプロ1号、今季高卒新人一番乗りも満足せず「技術もメンタルもまだまだ」
2022年05月04日 05:30
サッカー
「最初は(そのまま)左に流し込もうかなと思ったけど、GKとの距離が自分の中では打ちづらい距離だったので、かわしてから流し込んだ」。振り返る口調も冷静だった。
FC東京で10代の選手が得点するのは、現マジョルカの久保建英以来。大敗の悔しさは消せないが、プロ初ゴールに「チームを勝利に導きたかったけど、自分の中では勢いづくゴールになるかな」と安堵(あんど)感もにじませた。
昨年度、エースとして青森山田を高校3冠に導いた。パリ五輪出場を目指すU―21日本代表に飛び級で選出され、3月のドバイ杯U―23(カタール)にも出場した。FC東京加入後は開幕から先発に定着し、これが10戦目。高卒新人では今季第1号ゴールとなった。それでも「開幕戦から得点を狙うことは自分自身決めていたことなので、遅かったかな」と満足はしていない。
4月30日に19歳となった。昨年1月にフランス1部リヨンの練習に参加するなど海外志向が強い松木は「18歳と19歳の差は凄く大きい。海外でも10代から活躍する選手はたくさんいる。それに比べると技術もメンタルもまだまだ。19歳になったからには年齢に関係なく、もっと結果にこだわりたい」と野心をむき出しにした。
◇松木 玖生(まつき・くりゅう)2003年(平15)4月30日生まれ、北海道出身の19歳。青森山田中で2度の全国優勝。青森山田高では1年生からレギュラーとなり、21年度の全国高校選手権で優勝。大会通算15試合出場で10得点をマークした。U―21日本代表。1メートル80、76キロ。利き足は左。
おすすめテーマ
2022年05月04日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
【Jトピ~データで読み解く】磐田MF遠藤42歳は衰え知らずのパサー 全選手最多の1試合ラストパス6本
-
浦和・酒井 右足中足骨手術 3月の磐田戦で負傷しACLで“悪化”…7月までの代表戦欠場か
-
FC東京・松木 10戦目でプロ1号、今季高卒新人一番乗りも満足せず「技術もメンタルもまだまだ」
-
福岡が今季初連勝 ルキアンが待望初ゴールから2発!!山岸とのFW競演に、長谷部監督「追い風」
-
柏の“大学生ルーキー”森海渡が同点初ゴール&逆転弾 筑波大で見せた爆発力は健在
-
鹿島・綺世2発!決めれば負けない“不敗神話”伸ばし堅首も「僕らはあくまでチャレンジャー」
-
磐田・遠藤 オシム氏追悼「感謝している」、指揮下で代表戦17試合出場
-
湘南 今季最多4失点で連敗、ベテランMF山田「ファイティングスピリットが足りない」
-
鳥栖 古巣・セレッソ大阪から千金同点ゴールの藤田「特別な気持ちはあった」
-
セレッソ大阪GK金鎮鉉 外国籍選手でJ1歴代最多の通算334試合出場達成「ここで満足せず」
-
森保監督 広島―柏戦で「W杯8強以上」誓う、古巣の30周年特別企画で来場
-
川崎F・鬼木監督 ACL1次L敗退に「自分自身がもっともっと力をつけないと」
-
リバプール南野 今夏に仏1部古豪モナコ移籍も リーグ戦出場わずか10試合「居場所」確立へ
-
Eフランクフルト・長谷部 フル出場も勝利導けず…6戦勝ちなしで11位転落
-
マンU 今季ホーム最終戦で3―0快勝 4試合ぶり白星も欧州CL出場権獲得は絶望的
-
UEFA 来季もロシアの主要大会参加認めず 代表は欧州NLからも除外
-
WEリーグ 三菱重工浦和4発!意地の菅沢弾でINAC神戸のV阻止