千葉レディースが知的障がい者チームと交流 WEリーグ「アクションデー」活動

2022年05月08日 21:18

サッカー

千葉レディースが知的障がい者チームと交流 WEリーグ「アクションデー」活動
「WEアクションデー」活動で、千葉県知的障がい者選抜チームの試合をサポートしたWEリーグ千葉レディース選手ら(両端手前) Photo By スポニチ
 女子サッカーWEリーグのジェフ千葉レディースは8日、「WE ACTION DAY」活動の一環として、本拠スタジアムに隣接するフクダ電子フィールドで知的障がい者のサッカー選抜チームの試合をサポートし、交流を深めた。
 INAC神戸がこの日優勝を決めた開幕元年のWEリーグは今季11チームで戦われ、節ごとに試合のないチームがそれぞれのホームタウンで理念推進活動を行っている。千葉県ではサッカーをしたい知的障がい者にとっての実戦の場が少なく、モチベーション維持が困難な状況にある。そんな状況で千葉が活動活性化の場を提供し、将来的な社会人リーグへの加盟など活動の発展をサポートしていく方針としている。

 この日は同選抜チームと地元社会人チームで2試合が行われ、千葉の選手8人がボールパーソンなどでサポートした。DF市瀬千里(22)は「私たちの想像以上のうまさや強さがあり、ゴールへ向かう姿勢や最後まであきらめない姿など、たくさんの刺激を受けました」とあいさつ。参加者は「このような大会を開催してくれたことに感謝します。再来週に(障がい者スポーツ大会)関東予選が始まるので、この経験を生かして頑張りたい」と感謝していた。

 隣接するフクアリではこの日男子のJ2千葉―岡山の試合が開催され、同会場で千葉レディース選手らは余った食品を持ち寄りロスを減らす「フードドライブ活動」などにも参加した。知的障がい者選抜のメンバーも観戦したこの試合では故イビチャ・オシム氏の追悼セレモニーが実施され、結果は千葉が劇的勝利。スタジアム周辺が特別な雰囲気に包まれた一日となった。

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