セルティックV引き寄せた!大然弾&古橋弾 王座奪回へ日本人コンビがド派手初競演

2022年05月08日 05:30

サッカー

セルティックV引き寄せた!大然弾&古橋弾 王座奪回へ日本人コンビがド派手初競演
<セルティック・ハーツ>前半、ゴールを決めて喜ぶ古橋(ロイター)
 【スコットランド・プレミアリーグ   セルティック4-1ハーツ ( 2022年5月7日 )】 日本人のゴール競演でセルティックが2季ぶりのスコットランド・プレミアリーグ制覇を決定的にした。7日にホームで行われたハーツ戦で1点ビハインドから前田大然(24)と古橋亨梧(27)の初のアベック弾で逆転。リードを広げて4―1で快勝した。2位レンジャーズが8日のダンディーU戦で引き分けか敗戦なら52回目の優勝が決まる。
 優勝をほぼ確実にする勝利は、日本人コンビによってもたらされた。3位ハーツに開始3分で先制される予想外の展開。しかし、前半30分に前田が右クロスを右足で決めて試合を振り出しに戻すと、7分後には古橋が頭で追加点。相手GKが空中のボールをかき出したが、きっちりとラインを越えた文句なしの勝ち越し弾となった。

 今季加入し、前半戦だけで公式戦16得点を記録してスコットランド・リーグ杯優勝に貢献するなど名門を引っ張った古橋だが、年明けから右太腿の負傷で3カ月を超える長期離脱。苦しい時期に支えになったのが仲間の活躍だ。欠場した2月2日のレンジャーズ戦では1月に加入した旗手が2得点1アシストで宿敵を撃破して首位に浮上。エース不在の間にチームはリーグ戦で優位な状況を固めた。

 「チームメートの全員がいいプレーをしていたし、大きな試合で素晴らしい勝利を収めていた。それがモチベーションになった。できるだけ早く戦列に復帰したかった」と古橋は振り返る。4月9日に復帰を果たすと、2点を加えてリーグ通算10得点を達成。1月加入でリーグ戦6得点と数字を伸ばした前田とともに終盤戦のラストスパートに貢献した。

 チームはこの勝利で勝ち点を89とし、残り2試合。3試合を残す2位レンジャーズとは勝ち点9差。昨季王者が8日の試合で勝利を逃せば優勝が決まるが、22の得失点差をつける状況では、セルティックが連敗し、レンジャーズが残り3戦全勝して勝ち点で並ばれたとしても逆転される可能性は現実的ではない。優勝決定は時間の問題だ。

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