宮市亮「ケガをして引退も考えて…」から10年ぶりに代表復帰「驚きの方が大きい」

2022年07月13日 16:58

サッカー

宮市亮「ケガをして引退も考えて…」から10年ぶりに代表復帰「驚きの方が大きい」
12年以来10年ぶり日本代表に選出された横浜FW宮市 Photo By スポニチ
 E―1選手権(今月19~27日)に臨む日本代表に招集されたFW宮市亮(29)が、横浜のオンライン取材に応じた。
 日本代表入りは12年以来10年ぶり。その間は左膝前十字じん帯断裂、右膝前十字じん帯を断裂など数々のケガに苦しみ、引退を考えたこともあったという。「正直驚きの方が大きいですけど、自分一人の力では絶対にこられなかった場所。チームメートに感謝したい。キャリアを通じてケガをすることも多くて、ベッドの上から日本代表を眺めることも多かった。その中でも支えてくれた皆さんにもう一度感謝を示したい」と話した。

 10年前、19歳でA代表に選ばれたときは「うれしい」と思ったというが、今回は「うれしいよりも責任感が芽生えてきて、それが10年たって少年だった自分と30に近づいてきた自分との違い」と29歳。「ケガをして引退も考えて、代表に選出される人達のコメントを見たりプレーを見たりという中で、代表に戻れるというよりも、そういうことを考えることもできなかった。毎日毎日、リハビリで歩く練習をして、走る練習をして、というステップを踏んでいって、代表を考えるなんてことから本当に遠ざかっていたところだった。今もケガで苦しんでいる選手は多いと思う。ただ、諦めない気持ちさえ最後持っておけば何か人生の中で変わる転機が出てくると思うので、そういう姿を一つまた見せていけたらいい」と誓った。

 先日は、欧州でリハビリの時期をともに過ごした元日本代表DF内田篤人氏と食事をしたという。「内田さんに関しては、彼もすごいケガで苦しんでいるときに自分がリハビリで重なる期間も長くて、その中でアドバイスをいただいたり、いつもポジティブな言葉をかけていただいて、日本に来てからもすごく気に懸けてくれていたので、自分が代表に入れて本当にうれしい。内田(元)選手にかかわらず、自分を支えてくれた皆さんにまずは感謝を伝えたい」とも話した。

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