森保ジャパン 宿敵・韓国に3発快勝!相馬が2度目優勝呼ぶW杯へのVヘッド
2022年07月28日 04:30
サッカー
「チームのために結果を出す、自分の道を自分で切り開くというテーマを持っていた。3試合とも本当に気持ちを全力で込めた」
初戦の香港戦では開始2分の直接FKを誰よりも早くボールの元に駆け寄って決め、続く中国戦では途中出場から果敢な仕掛けを見せた。そして大一番の韓国戦。後半19分に左CKから佐々木の追加点も演出し、1ゴール1アシストをマークし、町野と並んで大会得点王となると同時にMVPに輝いた。
東京五輪では左MFとして最も多く出番を得ながら、A代表へ昇格できなかった。「客観的に見て彼ら(三笘、田中)のほうがステージが上。リスペクトしながら“負けないぞ”という気持ちは常に持っている」。多彩な攻撃だけでなくA代表に欠けるプレースキッカーとしての素質も見せ、カタールへのラストピースとなる可能性を十分に感じさせた。
前回日本が優勝した13年大会でMVPの山口蛍と3得点で得点王の柿谷曜一朗は両者とも14年のW杯ブラジル大会のメンバー入りを果たしている。「W杯で戦うのはスペイン、ドイツなど世界のトップレベル。この相手とやったときにも通じるためのレベルアップが必要。今がどうこうより、ここからさらに成長したい」。世界を見据える視線は、もう鋭かった。
◇相馬 勇紀(そうま・ゆうき)1997年(平9)2月25日生まれ、東京都出身の25歳。6歳でサッカーを始める。早大―名古屋―鹿島―名古屋。1メートル66、68キロ。