浜松開誠館中18年ぶり2度目の優勝 静学との“決着戦”制した 全国中学校サッカー大会

2022年08月22日 22:32

サッカー

浜松開誠館中18年ぶり2度目の優勝 静学との“決着戦”制した 全国中学校サッカー大会
18年ぶり優勝の浜松開誠館中 Photo By スポニチ
 【第53回全国中学校サッカー大会 決勝   浜松開誠館4―1静岡学園 ( 2022年8月22日    山形県鶴岡市小真木原陸上競技場 )】 大会史上初の同一都道府県勢の決勝となった静岡対決を、浜松開誠館が制し、18年ぶり2度目の優勝を果たした。初優勝で日本一に輝いた前回04年度はルーテル学院(熊本)との両校優勝で単独Vは初めて。岡本淳一監督(44)は「集中を切らさずに戦ってくれました。気持ちの入ったプレーで、守備の粘りが攻撃にもつながりました」と大舞台で「らしさ」を存分に発揮した教え子を称えた。
 県大会決勝で2―0で勝ち、東海大会決勝では0―2で敗れた良きライバルとの「決着戦」で、FW田窪悠己(3年)が躍動した。

 前半9分、DF鈴木葵心(3年)の右からのパスを左で受けたMF間渕壱咲(3年)の折り返しに反応。相手DFのマークをかわして右足で先制点を挙げると、前半アディショナルタイムの33分には間渕の左からのフィードが相手の隙を生じさせると、すかさず突いて再び右足で追加点を決めた。

 青森山田を延長の末に2―1で破った前日21日の準決勝に続く1試合2得点。「FWの役割を果たそうとシュートを練習してきたのが実りました」と声を弾ませた。

 後半開始からの静岡学園の反撃をしのぐと、後半22分には鈴木葵の左CKを田窪がスルーし、間渕が3点目。1分後にはカウンターからMF岡田瑛太(3年)がネットを揺らした。

 両校は昨年大会の2回戦でも顔を合わせ、静岡学園が1―0で勝利を収めた。浜松開誠館のFW川合亜門主将(3年)はDFとして出場し、自身のサイドから喫した失点に泣いた。無念の涙を、1年後の感涙に変え「チーム全員で頑張ってきたことを、良い結果として出すことができました」と充実感をにじませながら「ここで終わりではありません。通過点です」と強調。一層のレベルアップを誓った。

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