森健児さん死去 85歳、肝細胞がん 日本サッカープロ化に尽力、Jリーグ初代専務理事

2022年08月26日 04:30

サッカー

森健児さん死去 85歳、肝細胞がん 日本サッカープロ化に尽力、Jリーグ初代専務理事
森健児さん Photo By 共同
 日本サッカーのプロ化に尽力し、Jリーグ初代専務理事、日本サッカー協会専務理事を歴任した森健児(もり・けんじ)さんが24日、午後8時42分、肝細胞がんのため横浜市内のホスピスで死去した。85歳。広島県出身。葬儀、告別式は家族葬で営む。
 68年メキシコ五輪銅メダリストで日本代表監督、浦和初代監督などを務めた故・森孝慈さんは実弟。60年、慶大から三菱重工(現J1浦和)に入社した。現役の期間は短かったが、コーチ時代には日本リーグ、天皇杯での初優勝を支えた。

 85年、日本リーグ総務主事に就任すると、故・木之本興三さんらとともにリーグのプロ化を推し進めた。91年のJリーグ法人設立時には専務理事となり、98~02年には日本協会の専務理事も務めた。

 Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏は「Jリーグ立ち上げの時には定款や規約作り、関連会社の創設などに力を尽くしてもらった。Jリーグ立ち上げの功労者と言っていい。Jヴィレッジの設立の際にも日本サッカー初のナショナルトレーニングセンター建設に尽力した。彼の功績があってサッカーの基礎が築かれた。心から感謝と哀悼の意を表します」とコメントした。

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