J1福岡　FW山岸、残留争う神戸との直接対決へ決意「ホームで絶対に勝たないといけない」

2022年09月28日 19:06

サッカー

J1福岡　FW山岸、残留争う神戸との直接対決へ決意「ホームで絶対に勝たないといけない」 — 神戸戦に向けトレーニングに励む福岡FW山岸 Photo By スポニチ

　現在14位で残留争いの渦中にいるJ1福岡が28日、10月1日のホーム神戸戦に向け練習を公開。勝ち点31で並ぶ13位神戸との残留をかけた直接対決を前に今季9得点でチーム得点王のFW山岸祐也（29）は「今シーズン一番大事なゲームになると思うしホームで絶対に勝たないといけない」と闘志を燃やした。

　今季はルヴァン杯準々決勝での2連勝を含め神戸に3戦無敗。総失点も1と相性は悪くない。それでも山岸はタレントが揃う相手の個の力を強く警戒した上で「50センチ、30センチ寄せられるかだけで相手はプレッシャーを感じると思う」と勝負のポイントに言及。「全員が守備から入っていければ穴が開いてくると思う。隙を作らないように、相手の隙を突いていけるようにプレーしていきたい」と意気込んだ。

　2ケタ得点まであと1ゴールに迫り、リーグトップ12得点のチアゴ・サンタナ（清水）にも3ゴール差。残り4試合でリーグ得点王も狙える状況に「得点王っていうのは誰でも狙っていると思う」と当然意識はしているが「今は残留争いをしているのでしっかりチームが勝つことを大前提に試合をしていきたい」。
　ただ、残留に前進する勝利のためには得点が必須で「FWが点を獲るとチームも乗っていくと思うし勝っていけると思う。常にゴールは意識したい」。前線からの守備や攻撃のリズム構築など自身に課せられた多くの役割を全力で遂げた上で得点も貪欲に狙っていく。

　長谷部茂利監督も「今季の集大成。今後のアビスパ福岡を占う試合になる」と話す神戸との大一番には、今季ホーム最多となる1万人近くの観客の来場が見込まれている。山岸は「ホームの利を生かして圧倒して勝てれば。全員で喜びを分かち合いたい」と勝利を誓った。