代表のチームメートが俊輔に惜別メッセージ 小野伸二「僕の中で一番」、遠藤保仁「40代までよくやった」

2022年10月19日 04:30

サッカー

代表のチームメートが俊輔に惜別メッセージ 小野伸二「僕の中で一番」、遠藤保仁「40代までよくやった」
06年ドイツW杯の合宿で中村俊輔(左)をマークする小野伸二 Photo By スポニチ
 来季のJ1昇格を決めた横浜FCは18日、元日本代表MF中村俊輔(44)が今季限りで現役を引退すると正式に発表した。この日の正式発表を受け、札幌MF小野伸二(43)、磐田MF遠藤保仁(42)ら同時代の日本代表戦士が惜別メッセージを送った。
 時代をともに彩った盟友たちも、俊輔の引退を惜しんだ。トルシエジャパン時代の00年に日本代表で初競演し、ジーコジャパンの06年W杯ドイツ大会などをともに戦った元日本代表MF小野は「僕の中で一番と思っている選手がピッチを去るのは悲しい」と寂しがった。

 ともに「天才」の異名をとった者同士。「何か言うとかじゃなくて、ここにいるというのが分かる。僕が出せないパスを俊君に頼んで出してもらうこともあった」。ピッチに立てば、言葉を交わさずとも分かり合えた。「俊君は本当にサッカーが大好きだから、サッカーの見方や考え方を話していて勉強になる」と刺激を与え合った日々を懐かしんだ。

 また、W杯2大会をともに戦ったMF遠藤は「彼のプレーに魅了された人もたくさんいる。素晴らしい選手」と改めて賛辞を贈り「40代までプレーできるのは幸せなこと。寂しさというよりは、よくやったのではと思う」とねぎらった。

 ▼日本サッカー協会宮本恒靖理事 各年代の代表、サムライブルー(A代表)でも代名詞のFKを武器に攻撃を引っ張り、素晴らしいゴールを決めたことは今でも鮮明に思い出すことができる。44歳まで現役を続けられたことも素晴らしい。彼が持っているサッカー理論を今後のキャリアに生かしてほしい。(U―19から各年代の日本代表、A代表でチームメート)

 ▼中村憲剛氏 最初に「中村俊輔」を見たのは16の時。2学年違いで同じ姓というのもあり、立場は違うのに勝手に意識して…憧れでした。だからこそ、あの「中村俊輔」と代表で一緒にプレーできた時はとてもうれしかったし、最高に楽しかったし、僕の財産です。俊さん、現役生活本当にお疲れさまでした!!(日本代表でチームメート)

 ▼神戸GK飯倉大樹 横浜ではほぼ毎日シュート練習をしていたが、球種が多く駆け引きもある。僕が長く現役をできているのは俊さんのシュート練習のおかげ。日本で一番のキッカー。何よりも寂しい。(10~16年横浜でチームメート)

 《横浜など古巣からのメッセージ》俊輔の古巣・横浜はクラブ公式ツイッターで惜別メッセージを送った。所属時の名場面を集めた2分13秒の動画とともに「F・マリノスをはじめさまざまなクラブ、そして日本代表での偉大な活躍はこれからも語り継がれることでしょう。26年間の現役生活おつかれさまでした!」とつづった。また、レジーナ、磐田などその他の古巣も続々と反応。05~09年に在籍し、数々の金字塔を打ち立てたセルティックは「たくさんの感動をありがとう、中村俊輔」と記した。

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