吉田監督がICU治療中の教え子・工藤にエール 「スピリットを届けられた」

2022年10月19日 22:27

サッカー

吉田監督がICU治療中の教え子・工藤にエール 「スピリットを届けられた」
工藤壮人 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J2リーグ   甲府2―1町田 ( 2022年10月19日    町田GIONスタジアム )】 甲府の吉田達磨監督(48)が試合後の記者会見で、ICU(集中治療室)で治療している元日本代表FWで柏アカデミー時代の教え子・工藤壮人(32)の病状をおもんぱかった。吉田監督は言葉に詰まりながらも「あいつにスピリットを届けられた。それだけです」と語った。
 吉田監督は03年から柏のアカデミーコーチとしてユース年代を指導。工藤をはじめ、日本代表DF酒井宏樹ら多くの教え子がプロ入りした。「(工藤は)すごい男です。小さい頃から知っていますけど、あれだけの人間が、男が、そういう本当に苦しい中にいて、エールを送るとかじゃなくて、とにかく今日は勝利と、あとは戦っている姿を届けられたらと思いました」と涙をこらえながら語った。

 工藤は水頭症の手術後の療養中に容体が悪化したとして、ICU(集中治療室)で治療していることが発表された。今月2日の練習時間外に体調不良を訴え、3日に医療機関を受診。検査の結果、水頭症の診断を受けて11日に手術を行った。

 工藤は09年に柏の下部組織からトップ昇格し、12年度の天皇杯優勝、13年ナビスコ(現ルヴァン)杯優勝などに貢献。13年には日本代表に初選出された。今季から宮崎に加入し、21試合で3得点を挙げている。

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