デンマーク、心停止から奇跡復活のエリクセンが奮闘も…堅守崩せずドロー発進

2022年11月23日 00:29

サッカー

デンマーク、心停止から奇跡復活のエリクセンが奮闘も…堅守崩せずドロー発進
チュニジアのライドゥニ(右)とボールを競り合うデンマークのエリクセン(AP) Photo By AP
 【W杯カタール大会1次リーグD組   デンマーク0―0チュニジア ( 2022年11月22日    エデュケーションシティスタジアム )】 W杯カタール大会1次リーグD組で、FIFAランク10位のデンマークは同30位のチュニジアの堅守を崩し切れず、スコアレスドローに終わった。スペースができた後半は決定機を築いたものの最後の詰めを欠いた。後半25分のFWコーネリウスのヘディングはポストにはじかれた。
 昨年の欧州選手権で4強に入った強豪。ユルマン監督は「我々の夢は優勝することであり、我々の選手は優勝するための素質を持っている」と豪語。頂点に立った92年欧州選手権のモデルをモチーフにしたユニホームを採用し、30年前の快進撃の再現を狙っている。

 昨年の欧州選手権で心停止を起こし、奇跡の復活を遂げたMFエリクセンは先発。「3回目のW杯出場は特別」と話した背番号10は中盤でパスをさばき、後半24分には強烈なシュートを放った。奮闘も初戦勝利には結びつかなかった。

 ≪チュニジア、シュート12本で見せ場≫チュニジアは格上から貴重な勝ち点1を手に入れた。武器である堅い守りに加えて、攻撃でも再三見せ場をつくった。放ったシュートはデンマークと同じ12本。前半42分には裏に抜けたFWジェバリが相手GKと1対1となる好機もあったが、阻まれた。過去5度の出場はいずれも1次リーグ敗退。初の決勝トーナメント進出へ上々のスタートを切った。

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