川本治氏 驚いた半自動オフサイド判定技術 攻守両面で試合結果に影響及ぼす

2022年11月22日 04:20

サッカー

川本治氏 驚いた半自動オフサイド判定技術 攻守両面で試合結果に影響及ぼす
<カタール・エクアドル>前半、カタールのGKシーブ(右から3人目)とエクアドルのトレス(右奥)が競った際に、エストラダ(11)の右足がオフサイドポジションと判定(共同) Photo By 共同
 【W杯カタール大会1次リーグA組   エクアドル2ー0カタール ( 2022年11月20日    アルホル・アルベイト競技場 )】 【川本治 視点】今大会の審判の判定基準に注目していたが、半自動のオフサイド判定技術には驚いた。前半3分にエクアドルが素晴らしい形でゴールを決めたが、認められなかった。
 今までの主審や副審の“目”だけならオフサイドと判定されることはなかったような、微妙なもの。前回ロシア大会でVARが初導入されたこと以上に画期的だった。このシステムの導入でサッカーが変わることはないが、攻守両面で試合結果に影響があることは間違いない。もう一つ、初の中東での開催だったが、エアコンも効いていて暑さの影響はあまりないようだ。現地の夜の試合ということもあるだろうが、飲水タイムもなく、終盤で足が止まる選手もいなかった。

 エクアドルは9月に対戦して日本も苦戦した相手。スター選手はいないが、チーム全体でコンセプトを持ち、戦術が浸透していた。前半31分の2点目などのように、縦に速い攻撃からチャンスをつくっていたが、今大会のトレンドとしてこういう攻撃が効果的だと思う。南米4位でこれだけのサッカーをやるのだから、相当なレベルの大会になる予感がする。(元ジェフ市原強化部長)

おすすめテーマ

2022年11月22日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム