わずかに交わった「直径約22センチのボール」と「約10センチの白いライン」VARが勝敗左右

2022年12月03日 05:10

サッカー

わずかに交わった「直径約22センチのボール」と「約10センチの白いライン」VARが勝敗左右
<日本・スペイン>後半、田中のゴールをアシストする三笘(左)(撮影・西海 健太郎) Photo By スポニチ
 【FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組   日本2-1スペイン ( 2022年12月2日    ハリファ国際スタジアム )】 最新技術が活用されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が日本の勝敗を左右した。VARは、試合映像を視聴室で見てピッチの主審らをサポートしている。誤審を防ぐため「得点」「PK」「一発退場」「(退場、警告などの)人定」の4項目と、主審が確認できなかった重大な事象のみに介入。最終的な判定は主審が下す。
 今回、判定の対象となったのはMF三笘の折り返しでゴールラインを割ったか否か。VARの2分半の確認で、直径約22センチのボールのわずかな部分が約10センチの白いラインと重なっていると判定され、得点が認められた。

 14年大会から導入された、複数のカメラによる映像でゴールラインを割ったかを判断するゴールライン・テクノロジーに加え、今大会から公式球にセンサーチップ機能が内蔵された。12年にドイツで創業されたキネクソン社が開発したもので、ボールの位置をミリ単位で測定可能。最先端の複数の技術が活用された精緻な判断によって、日本は救われた。

おすすめテーマ

2022年12月03日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム