「個の力があればPK行かないから」W杯8強へ日本に足りないものとは?松井の提言に大久保氏ツッコミ

2022年12月18日 17:16

サッカー

「個の力があればPK行かないから」W杯8強へ日本に足りないものとは?松井の提言に大久保氏ツッコミ
2010年6月、W杯南アフリカ大会へ向けた練習で、ウオーミングアップする大久保嘉人(中左)と松井大輔 Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表の松井大輔(41)、大久保嘉人氏(40)が17日深夜放送のフジテレビ「FIFAワールドカップ DAILY」に出演。日本代表が強豪ドイツ、スペインを破ったFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の戦いを振り返り、今後日本がベスト8へ進むために“必要なもの”を語った。
 2010年、14年の2大会を経験した大久保氏は、日本代表に足りないものとして「個の力」を挙げた。レベルアップのためにポゼッションサッカーの進化も必要だが、「ポゼッションをするにも個の力がないとできない」と大久保氏。今大会の日本の戦いを振り返り、「日本は組織として守る、攻撃するっていうのはできると今回分かった。だけど組織でやってるときに研究されると、立たないといけない場所にディフェンスがいるんです。そうなった時に自分たちで考えて動かないといけないし、一人でドリブルで抜いたりとか(ディフェンスを)はがさないと、その先には行けないんじゃないかなと思います」と持論を述べた。

 松井は「個の力はずっと前から言われてるんです。やっぱり今からはこれですよ」と、「PK」と書いたフリップを披露。そして名キッカーとして知られた元日本代表MFの中村俊輔氏の練習法「練習が終わった後に1本だけPKを蹴る」を紹介し、「それは各自できる。それも個のレベルの向上ですから。PKってひとりひとりできるじゃないですか」と話した。そして日本が2010年大会に続いて今回もPK戦でベスト8を逃したことに触れ、「(PK戦対策は)Jリーグでも何かできるかもしれない。イングランドだったらメンタルトレーナーを雇うとか(している)。それがベスト8、ベスト4に向かうために必要になってくると思います」と続けた。

 松井はPK戦で涙をのんだ10年大会の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦に出場。試合後、PKを失敗した駒野友一とともに涙する姿は日本中に大きな印象を残した。松井の言葉に他の出演者がうなずく中、大久保氏が「PK行かなかったらいいんですけどね」「個の力があればPKまで行かないいから」と突っ込むと、スタジオは笑いに包まれていた。

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