横浜 MF喜田の5季ぶりゴールでドローに持ち込む サポーターの歓喜の姿に「心にくるものがあった」

2023年04月29日 18:58

サッカー

横浜 MF喜田の5季ぶりゴールでドローに持ち込む サポーターの歓喜の姿に「心にくるものがあった」
<横浜・名古屋>後半、ゴールを決めた横浜・喜田(中)はリスタートを急ぐ(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第10節   横浜1―1名古屋 ( 2023年4月29日    日産スタジアム )】 横浜はホームで名古屋と1―1の引き分けに終わり、3―2で逆転勝利を収めた神戸戦に続く連勝はならなかった。
 前半は名古屋に押し込まれる苦しい展開。なんとか0―0でしのいでいたが、前半41分にMF森下龍矢にドリブル突破からのゴールを許して先制された。

 後半に入ると、18分にFWヤン・マテウス、FW西村拓真、MF山根陸の3人を一気に投入。すると27分にFWエウベルからパスを受けたMF喜田拓也が左足で倒れ込みながら起死回生の同点弾で引き分けに持ち込んだ。

 18年以来5季ぶりのゴールを決めた喜田は、試合後に多くの記者に囲まれ「こんなに話を聞いていただけるんだな」と冗談めかしつつ「あれだけ自分のゴールを喜んでくれて本当に心にくるものがあった」とサポーターに感謝。チームメートに対しても「よく“みんなのゴール”と言うけど、後ろに残っている選手もいれば、走って(スペースを)空けてくれる人がいて、そういった意味での“みんなのゴール”だと思う。そうやって僕らのサッカーがつくられるというのを知ってほしい。最後、僕がいただけ。それまでの課程でちゃんと仕事をしている人がいるというのを、決めた自分が言うことで意味があるのかなと思う」と話した。

 シュート数は相手の16本の半分以下の7本。前半に限れば相手の12本に対し、横浜はわずか2本だった。後半は主導権を握る場面が増えたが、喜田は「90分でマネジメントしている。後半自分たちが思うように運べるシーンが出てきたのは、前半のジャブがあってこそ。我慢強くやろうと話していた。試合を通して全部が悪かったわけではない。(勝ち点)0を1にする、1を3にする作業がシーズンの中で必ず大事になってくる」と我慢強く戦い、積み上げた勝ち点1の意味を強調していた。

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