新潟 谷口2発も勝ちきれず 後半勝ち越しも追いつかれ白星スルリ

2023年06月04日 04:32

サッカー

新潟 谷口2発も勝ちきれず 後半勝ち越しも追いつかれ白星スルリ
一時は勝ち越しとなるゴールを決めた谷 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第16節   新潟2―2湘南 ( 2023年6月3日    レモンS )】 J1新潟は、アウェーで湘南と2―2で引き分けた。前半2分にPKで先制点を許すも、30分にFW谷口海斗(27)のリーグ戦15試合ぶりのゴールで同点。後半17分にはCKから再び谷口が決めて勝ち越したが、38分に追いつかれた。5月14日の横浜戦(○2―1)以来、3試合ぶりの勝利はならなかったが、連敗は2でストップ。順位は13位のまま変わらなかった。
 先制されても逆転し、3試合ぶりの勝利は目前だった。だが後半38分に痛恨の同点弾を浴びる。試合後。選手たちは悔しい表情で新潟から駆けつけた約2200人ものサポーターにあいさつした。松橋監督は「あと一歩のところで勝利を届けられるゲームだった。最後の最後に失点して申し訳ない、残念な気持ち」と勝ちきれなかったことを悔やんだ。

 この日も立ち上がりにDF千葉がハンドを取られてPKを与え、序盤から苦しい展開だった。それでも30分。MF伊藤からの絶妙な縦パスを受けたFW谷口が素早くターンして右足を振り抜き同点に追いついた。
 谷口にとっては2月18日の開幕C大阪戦(△2―2)以来、実に15試合ぶりのゴール。なかなかコンディションが上がらず、先発を外れたり、出場しても持ち味のダイナミックなプレーが陰を潜めていたが、ようやく自信を取り戻すゴールを決めた。

 試合前日。伊藤は「湘南戦はCKが鍵になる」と話していたが、後半17分。その言葉通り、この日3本目のCKを伊藤が蹴ると、再び谷口がスライディングしながら右足で合わせて逆転に成功。しかし、そのまま試合を終わらせることはできなかった。

 伊藤は「逆転してから個人的になんですけど、ちょっと違うサッカーをしている感じがした」と振り返る。「簡単に相手にボールを渡してしまったりしていた。もっと相手を揺さぶって崩して点を取るというところを突き詰めて自分たちのスタイルを曲げずにやっていかないと」。

 引き分けたことで連敗はストップした。次節は勝ちきるために、得点を取れるチャンスは逃さない。

おすすめテーマ

2023年06月04日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム