サッカー・東福岡 功労者・志波総監督退任「自分にも厳しい方」サッカー部に動揺も「指導者フォローする」

2023年06月14日 12:20

サッカー

 全国高校サッカー選手権を3度制した名門・東福岡の志波芳則総監督(72)が、部員への体罰による責任を取り寮長と総監督を引責辞任していたことが14日、明らかになった。
 取材に応じた同校の山口健吾副校長(71)によると、5月18日に寮内で何度も時間厳守の規則を破った1人の部員のほおを平手で1回たたいた。志波氏は生徒本人や保護者に謝罪。生徒本人も保護者も反省の意が強く志波氏に残ってほしいとの強い思いを訴えたが、志波氏は責任を取り、6月5日に寮生200人を抱える寮長、総監督の辞表を提出した。山口副校長は「自分にもとても厳しい方なので、責任を取る決心は固かった」と話した。

 志波氏は同校を全国屈指の名門に育てた名将。DF長友佑都、MF本山雅志ら日本代表も輩出してきた。今夏の高校総体出場も決めていた名門高の功労者の辞任に、山口副校長は「学校にもサッカー界にも多大な貢献をされた方。お辞めになられるのはとても残念」と話した。

 サッカー部員にとっても精神的支柱の大きな存在だっただけに、サッカー部員にも動揺はあるというが「コーチもたくさんいるのでみんなでフォローしていく」と話した。

 

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