松木安太郎氏 31年目に突入したJリーグに感じる危惧「そうならないといいなって」

2023年06月15日 16:11

サッカー

松木安太郎氏 31年目に突入したJリーグに感じる危惧「そうならないといいなって」
松木安太郎氏 Photo By スポニチ
 サッカー解説者の松木安太郎氏(65)がYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」にゲスト出演。ホスト役の元日本代表、前園真聖氏(49)と31年目を迎えたJリーグの歴史を振り返った。
 1993年の開幕から、ちょうど30年。5月には「明治生命J30ベストアウォーズ」が開催され、選出されたベストイレブンのメンバーについて、2人が感想などを語り合った。

 Jリーグ初年度は、松木氏がヴェルディ川崎(現東京V)の監督で、前園氏は横浜フリューゲルス(後に横浜マリノスと合併、消滅)の主力選手。前園氏が「当時は練習から、ほぼ100%(本気でプレー)なんですよね」と聞くと、松木氏も同意し、こう続けた。

 「僕らが現役時代から(その精神を)継承してて、大事な試合の前は(ケガ人が出るから)紅白戦できねえよっていうくらい、しない方がいいって(感じで)。危ないシーンは(笛で)ピッと止めて、違うシーンを作ったりするマネージメントがあったくらいだからね」

 日本初のプロサッカーリーグ誕生に、列島全体が熱狂していたJ元年。特に王者を狙うヴェルディの競争は熾烈だった。松木氏によると、練習でそこまで追い込んでいたからこそ、ゲームでも同じパフォーマンスが実現できたという。

 だからこそ、松木氏はある意味で成熟した現在のJリーグに少しだけ危惧を抱く。「そういう時代を知っていると、(今は)なんかちょっとサラリーマン化になっちゃってるっていうか、この程度でやってみたいな。そうならないといいなっていうのはあるよね」。変化を嘆きつつも、Jの明るい未来を願う気持ちに変わりはない。

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