クラブ・ブリュージュの本間至恩が新潟に帰ってきた サポーター300人どよめき

2023年06月15日 04:30

サッカー

クラブ・ブリュージュの本間至恩が新潟に帰ってきた サポーター300人どよめき
約1年ぶりに新潟のピッチに戻ってきた本間(左)は松田と談笑する Photo By スポニチ
 昨年7月にJ2新潟からベルギーのクラブ・ブリュージュに移籍したMF本間至恩(22)が14日、約1年ぶりに古巣の聖籠町のアルビレッジを訪れ、チームメートらと再会。ランニングなどで軽く汗を流した。練習後は囲み会見に応じ、海外初挑戦の今季を振り返ったほか、今後の目標などを語った。
 チームは18日のルヴァン杯アウェー鹿島戦に向けて練習を再開。この日はサポーターへの練習公開日とあって、本間がピッチに顔を出すと、約300人のサポーターからどよめきが起こった。

 本間はチームが練習時には別ピッチでランニングを行い、練習後の居残り練習時ではMF松田、MFシマブク、MF吉田らと一緒にボールを蹴って汗を流した。約1年ぶりのピッチに「久しぶりに来たけどやっぱりいいピッチ。みんなが温かく迎えてくれて楽しい」と笑顔を見せた。

 昨年7月にベルギー1部のクラブ・ブリュージュに移籍し、2部でセカンドチームのクラブ・NXTでプレー。23試合で4得点4アシストと結果を残し、5月28日のゲンク戦でトップチームデビューを果たした。4日の最終節のサンジロワーズ戦では、後半43分からの出場ながら1ゴール1アシストをマーク。優勝の可能性があったサンジロワーズの優勝を阻止し、一躍“時の人”となった。「なかなか出番がなくてメンタル的にも苦しかったが、チャンスをもらったら“やってやろう”って思っていた。結果を残せてよかった。普段から準備してきたことがあそこで報われた」と胸を張った。

 言葉も違い、体格もスピードも違う海外で、1年目からしっかり結果を残し「サッカーより人間的な成長の方が大きい。知らない国で生活するメンタルが一番変わった」と自身の成長を話した。ケガで離脱したことや、なかなか試合に出られない経験をし「日本ではほとんど試合に出させてもらっていたから、出られない経験をしたことがなかった。アルビのサポーターのみなさんや県民の皆さんは、自分の活躍を期待して見てくれていると思うので、少しでもいい報告ができればと思って頑張っていた」という。

 来季はMF伊藤涼太郎もベルギーにやってくる。伊藤は日本代表入りを目標にしているが、本間も「みんなが目指すべきところはそこ。そこに入るにはチームでの結果が大切になってくる。チームでタイトルを獲りたい」と来季への目標を口にした。

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