新生・森保J初勝利!6人6発圧勝 谷口1分弾、上田15戦目待望初ゴール、久保1年ぶり弾、古橋1発回答

2023年06月15日 21:02

サッカー

新生・森保J初勝利!6人6発圧勝 谷口1分弾、上田15戦目待望初ゴール、久保1年ぶり弾、古橋1発回答
<日本・エルサルバドル>前半、PKを決め喜ぶ上田(右)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【男子サッカー国際親善試合   日本6―0エルサルバドル ( 2023年6月15日    豊田ス )】 FIFAランク20位の日本代表は15日、国際親善試合で同75位のエルサルバドル代表と対戦。前半3分で相手DFロドリゲスが一発退場となったこともあり、6―0と大勝。スタメン起用されたMF久保建英(22=Rソシエダード)が昨年6月のガーナ戦以来1年ぶりとなるゴールを決めるなど1得点2アシストと活躍した。
 谷口の開始1分での先制弾で始まったゴールラッシュ。前半4分には上田がA代表初ゴールとなるPKを決め、25分には久保、前半終了間際には堂安が4点目を奪った。

 後半になっても日本がボールを支配。後半15分には中村敬斗、28分には古橋が決め6点を奪って、守ってはエルサルバドルを完封。完璧な形で新生・森保ジャパン初勝利を決めた。

 生みの苦しみから、ようやく解放された。FW上田が前半4分、PKをゴールネット右へ沈めチーム2得点目。ベルギー1部で得点ランク2位のストライカーが、代表戦15試合目、歴代2位のスローペースで待望のA代表初ゴールを挙げた。

 相手のミスを見逃さなかった。ビルドアップの隙を突いてボールを奪うと、ゴールへ猪突猛進。ペナルティーエリア内で焦ったエルサルバドルDFロドリゲスのレッドカードを誘発し、数的優位も生んだ。ゴール後は一切表情を崩すことなく、現実をかみ締めた。

 W杯カタール大会では1次リーグ・コスタリカ戦で前半45分のみの出場に終わっただけに、26年W杯での雪辱を誓う背番号9は「出せるものを全力で出して結果に結びつけたい」と強い思いを明かしていた。子どもの頃からの根っからの点取り屋。ゴールへの思いはピッチ上の誰よりも強い。鹿島ジュニアユース時代、上田の世代は戦力的にも苦しかったため、FWを任されていた上田はボランチやサイドハーフなどチーム事情で守備も求められるポジションで起用されたこともあった。当時、上田を指導した小笠原賢二監督は「指導者に要求されプレースタイルを変える選手もいた中、上田は頑なに「僕はFWで勝負します」とこだわりを見せ続けた」と意志の強さを感じたという。

 中盤に世界的なタレントがそろう森保ジャパンにあって、勝敗を分けるのはFWという自負がある。「日本のスコアを動かせるのは自分。その価値はすごく大きい」と上田。大学時代には指導陣に「勝たせる選手になれ」とFW特化の薫陶も受けてきた。自分の価値を最も示せるポジションでの勝負に勝ち、日本代表1トップ争いで一歩リードした。

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