米国代表 女子W杯国歌斉唱“拒否”がネットで賛否…過去にはMFラピノーが人種差別を抗議
2023年07月24日 18:49
サッカー
さらに「先発メンバー11人のうち胸に手を当てたのは5人だけで、他の選手は国歌斉唱中に腕を脇や背中の後ろに置くことを選択。MFホラン、MFアーツ、GKネイハーの3人が国歌を歌った唯一のメンバーだった」と説明。この沈黙はネット上で一部の米国ファンの逆鱗に触れ、“敬意の欠如”を示していると批判されていると報じた。
ネットから批判の声が上がる一方で「野球選手も歌わないよ。これは合唱団ではなくサッカーチームだ」「正直、彼女らが無言で立ってくれて嬉しかった。ほとんどの人は歌わないと思います」「歌う必要はない、敬意を持ってそこに立っているだけで十分」「歌う必要はありませんが、少なくとも胸に手を当てるべきでしたね」「抗議活動はすべてのアメリカ人の権利です」「歌うべきかどうかは個人の選択だ」と“擁護の声”も多く上がった。
これらの“騒動”を受けスペイン紙アス(電子版)でも24日、「米国代表選手たちが激しい批判にさらされている」と報道。この件に関しDFナオミ・ギルマが「大会では試合の準備をしている。国歌斉唱は焦点ではなく、最終的には各選手が選ぶことができるはず。私が言わなければならないのはそれだけだ」とコメントしたと伝えた。
米国代表における“国歌斉唱問題”には過去にもスター選手のMFラピノーが16年9月のオランダ戦で人種差別への抗議として起立を拒否。試合開始時に膝をつき、警察の暴力行為に反対する意志を示して話題に。19年W杯フランス大会では「おそらく二度と国歌を歌わない」と発言。LGBTQや男女平等の権利を主張し、同調する選手も現れた。
なお、前大会のMVPと得点王にも輝いたMFラピノーは38歳となった今大会も米国代表に選出。初戦のベトナム戦では後半16分から途中出場し、勝利に貢献。今季限りでの引退を表明しているとあって、ピッチに登場すると大声援を浴びる場面もあった。
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