なでしこ・猶本光やった! 待望の初W杯弾「自分のゴールで勝たせたいと思っていたので、凄くうれしい」

2023年07月26日 16:20

サッカー

なでしこ・猶本光やった! 待望の初W杯弾「自分のゴールで勝たせたいと思っていたので、凄くうれしい」
<日本・コスタリカ>先制ゴールを決めガッツポーズを見せる猶本(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグC組   日本2―0コスタリカ ( 2023年7月26日    ダニーディン )】 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」は26日、コスタリカと対戦。MF猶本光とMF藤野あおばのW杯初ゴールで2―0で勝利した。1次リーグ連勝で、決勝トーナメント進出に大きく前進。同組のスペインがザンビアに勝つか引き分けると1次リーグ突破が決まる。
 ようやくたどり着いたピッチで、猶本が躍動した。今大会初先発。前半25分に左サイドでボールを受けると、左足でゴール右へ流し込んだ。前半16分には似たような形で左足シュートを放つも相手GKの好セーブに阻まれていただけに、チームを勢いづける先制点となった。

 試合後のピッチ上のインタビューで「自分のゴールでチームを勝たせたいと思っていたので、凄くうれしいです」と汗を拭った猶本。角度のないところからの見事な先制ゴールを振り返り「試合前から(藤野)あおばや(田中)美南がボールを持てばチャンスが来ると思っていた」とイメージ通りの一発だった。

 「結果を残したいと思っていた」。待望のW杯の舞台で初ゴールを決めた後も「うれしかったですけど、まだ1点だったので切り替えました」と冷静だった“遅れてきたヒロイン”は、次戦のスペイン戦、そして決勝トーナメントに向け「一戦一戦」と力を込めた。

 猶本のゴールから2分後の前半27分には、藤野が左サイドから流れてきたこぼれ球を右サイドで拾うと、ゴールライン際でドリブル突破を図り、角度のないところからニアサイドに強烈なシュートを放って貴重な2点目をもたらした。19歳180日でのゴールは、永里優季が07年大会アルゼンチン戦で記録した20歳61日を抜き、10代初となる史上最年少記録を更新した。

 前半を2―0で折り返すと、後半は前半よりも攻撃のリズムが悪くなる時間も。池田監督は前半14分に藤野、田中美南に代え、初戦にゴールを決めている植木理子と宮沢ひなたを投入。後半29分には林穂之香と猶本に代えて長野風花と清家貴子をピッチに送り込み、停滞したゲームを動かしにいった。

 結果的に後半はゴールを奪うことができなかったが、守備面で危ない場面はほとんどなく、シュート数も圧倒し勝利。後半は相手にボールを持たれる時間も増えたがゴールは許さず。ザンビア戦に続き1次リーグ連勝を決め勝ち点6とし、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

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