鎌田大地 ついに移籍決定的「ラツィオ」 セリエAの名門、指揮官も熱望

2023年08月04日 05:29

サッカー

鎌田大地 ついに移籍決定的「ラツィオ」 セリエAの名門、指揮官も熱望
鎌田(ロイター)
 昨季限りでドイツ1部のEフランクフルトを退団し、去就が注目された日本代表MF鎌田大地(26)が、セリエAの名門ラツィオに移籍することが3日までに決定的となった。複数メディアが同日までに口頭合意したと報道。4日にメディカルチェックが行われるという。
 情報を総合すると、契約は2年で、欧州CL出場権を獲得した場合に1年延長となるオプション付き。年俸は税抜き300万ユーロ(約4億6800万円)プラス出来高で、チームではイタリア代表FWインモビレの400万ユーロ(約6億2400万円)に次ぐ高給取りとなる見通しだ。鎌田への高い評価と期待がうかがえる。

 一時は同じセリエAの名門ACミランと基本合意に達したと報じられたが、強化担当者の交代などがあって実現せず、二転三転した鎌田の“移籍騒動”。Aマドリード(スペイン)をはじめ多くのビッグクラブが争奪戦を繰り広げる中、鎌田は試合出場と名門クラブを移籍先の第一条件に挙げ、最終的に今シーズン、3季ぶりに欧州CLにも出場するラツィオ入りを決断したという。

 ラツィオは、ユベントス、チェルシーでタイトル獲得の経験もあるサッリ監督が鎌田の獲得を強く希望したもよう。4―3―3のインサイドハーフで起用する方針のようで、サウジアラビアのアルヒラルに移籍したセルビア代表MFのS・ミリンコビッチサビッチの穴を埋める活躍を期待しているという。森保ジャパンの司令塔がカルチョの国でさらなる飛躍を目指す。

 ▽ラツィオ 本拠地はイタリアの首都ローマで創設は1900年。リーグ制覇2回、イタリア杯優勝7回の名門。21~22年からイタリア人の名将マウリツィオ・サッリ監督(64)がチームを率い、昨季は2位で3季ぶりの欧州CL出場権を獲得。95年に元U―17日本代表MF財前宣之が留学し、ユース所属ながらトップの練習にも参加した。チームカラーは白と水色。ホームスタジアムはスタディオ・オリンピコ(約7万2000人収容)。

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