サッカー天皇杯準々決勝の組み合わせ抽選が4日、都内で行われた。
日本サッカー協会天皇杯実施委員会の中野雄二委員長は、抽選会の冒頭のあいさつで、天皇杯3回戦のFC東京―東京V戦(7月12日、味の素スタジアム)でFC東京サポーター席における火気使用と、天皇杯4回戦の名古屋―浦和戦(8月2日、CS港アセットサッカー場)で浦和サポーターが立ち入り禁止エリアに侵入した違反行為について言及。「サポーターが混乱を起こしてしまった事案が起きてしまった。主催するJFAとしても遺憾の気持ちでいっぱいです。やった人間が悪いと言えばそれまでだが、警備や会場がどうであったか、今後の検討課題である。今後こういうことが起きないようにクラブ、ファン・サポーター、都道府県サッカー協会、メディアで協力して安心で安全な試合会場をつくっていくことをお願いしたい」と話した。
中野委員長は浦和サポーターが立ち入り禁止エリアに侵入した違反行為については「調査中です」と説明。日本サッカー協会からの処分については「どういう事案が上がってくるかだと思うが、問題になるようなことがあれば処分、制裁があるかもしれない。現時点では全く分かりません」と話すにとどめた。