浦和サポーター17人を無期限入場禁止に 協会のサポ処分は初 田嶋会長「極めて残念」

2023年09月01日 05:30

サッカー

浦和サポーター17人を無期限入場禁止に 協会のサポ処分は初 田嶋会長「極めて残念」
<天皇杯 名古屋・浦和>試合後、もめる名古屋サポーターと浦和サポーター Photo By スポニチ
 日本協会は31日、臨時理事会を開き、8月2日の天皇杯4回戦名古屋戦で違反行為を行った浦和の一部サポーターの処分を決定した。無期限の入場禁止となる17人は日本国内で行われる全試合が対象。5試合の入場禁止の1人は日本協会が対象試合を指定する。日本協会がサポーターの処分を行うのは初めて。
 田嶋幸三会長は「楽しく、ワクワクするはずの観戦環境が、暴力や威嚇、破壊行為で侵されたことは極めて残念なこと」との声明を発表し「今回の違反行為は、安全で安心してサッカーを楽しめる環境を広げていこうというサッカー界全体の取り組みを著しく阻害するもの」と厳しく断じた。

 浦和は天皇杯で一部サポーターが“暴徒化”した翌3日に独自の処分を決定。サポーターを統括する立場の1人を同日以降の浦和の出場する16試合の入場禁止などとした。その後、クラブはJFAが行っていた映像を用いた事実確認の結果報告を受けるとともに、細部を確認。16日には暴力行為12件など、複数の違反行為が確認されたと追加発表していた。

 今回のJFAによる処分を受け、無期限の入場禁止を受けた17人に「国内外を問わない浦和の出場する全試合」という追加処分を発表した。なお、クラブに対する懲罰は9月中旬をめどに規律委員会で審議し、決定する。

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