JFL鈴鹿・三浦泰年監督が父に捧げる勝利 8日に父・宣雄さん死去「見ていてくれたのでは」選手は喪章

2023年09月09日 22:18

サッカー

JFL鈴鹿・三浦泰年監督が父に捧げる勝利 8日に父・宣雄さん死去「見ていてくれたのでは」選手は喪章
<ホンダFC・鈴鹿>試合後に選手を称える鈴鹿・三浦監督。選手の腕には喪章が巻かれていた。 Photo By スポニチ
 【JFL第20節   鈴鹿ポイントゲッターズ4―3ホンダFC ( 2023年9月9日    静岡・ホンダ都田サッカー場 )】 元日本代表の鈴鹿・三浦泰年監督(58)が、亡き父に劇的勝利を捧げた。前日8日に父・宣雄さんが81歳で亡くなった。肺などにがんが転移していたというが、抗がん剤などの治療はせず、亡くなる前夜に床につくと夜中に一度、痛みを訴えたというが、再び眠りにつくと、そのまま息を引き取ったという。
 三浦監督は、葬儀などの準備もしながら、訃報から一夜明けたこの日、チームを指揮。喪章を付けたイレブンは、前半に2点を先取も逆転を許しながら、後半アディショナルタイムにDF平出涼(32)、FW三好海斗(26)が連続得点して4試合ぶり勝利を飾った。

 前節まで13位のチームが、前節まで13試合連続負けなしだった首位を撃破。三浦監督は「選手は持っている力を証明してくれました。ここから乗っていきたいですね。(出身地である)静岡でこの日に試合があるのも縁。父はまだ葬儀が終わっていませんし、見ていてくれたのでは」と感慨深げだった。

 「父の生き様を、今後に生かしていきたい」と決意を新たにした。あす11日には告別式、12日には葬儀を静岡市内で行い、喪主を務める。

おすすめテーマ

2023年09月09日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム