FC東京・俵積田晃太　逆転勝利へと導くプロ初ゴール「本当に最高です！」リーグ戦5戦ぶり白星

2023年09月23日 20:55

サッカー

FC東京・俵積田晃太　逆転勝利へと導くプロ初ゴール「本当に最高です！」リーグ戦5戦ぶり白星 — ＜FC東京・鳥栖＞後半、ゴールを決め喜ぶFC東京・俵積田（撮影・西海健太郎） Photo By スポニチ

【明治安田生命J1リーグ第28節 FC東京3―2鳥栖（ 2023年9月23日味スタ）】 FC東京のFW俵積田晃太（たわらつみだ、19）が23日のホーム鳥栖戦で、チームを逆転勝利へと導くプロ初ゴールをマークした。

　前半は8連敗中と苦手にしていた相手に完全に主導権を握られる苦しい展開。ミスが重なり2点のリードを許した。それでも守備をマンマーク気味にした後半に猛反撃を仕掛けると、アダイウトン、渡辺のゴールで同点に追いついた。

　そして同42分、決勝弾となる値千金の一発を決めたのが、俵積田だ。渡辺のシュートのこぼれ球を、最後は右足で押し込んだ。

　試合後のヒーローインタビューで「本当に最高です！」と喜びを爆発させた19歳。先発で起用され続けながらも、なかなか結果を出せずに「本当に苦しい時期があった」という。それでも主将の森重らに「苦しい時にこそやれ！」とゲキを飛ばされ、この日のJ1初得点につなげ、「森重さんや長友さんなどが声を掛けてくださって支えてもらえたのは大きかった。あとは家族ですね。感謝しています」と喜んだ。

　前日に結婚を発表した1学年上のMF松木玖生（くりゅう、20）の存在も刺激になったという。「プロの世界は甘くないと分かっていたけど、先輩に松木くんがいて、その背中を自分は高校生のときに見て来たので、それを越そうという気持ちでやっています」とし、「とても頼もしいし越えたい存在ですね」とういういしい笑顔で言い切った。
　チームは俵積田の活躍もあり、リーグ戦で5戦ぶりに白星。対鳥栖戦の連敗を8でストップした。