FC東京　バングーナガンデ佳史扶が2得点に絡み5戦ぶり白星「本当に逆転できて良かった」好クロス連発

2023年09月23日 21:18

サッカー

FC東京　バングーナガンデ佳史扶が2得点に絡み5戦ぶり白星「本当に逆転できて良かった」好クロス連発 — ＜FC東京・鳥栖＞前半、クロスをあげるFC東京・バングーナガンデ佳史扶（撮影・西海健太郎） Photo By スポニチ

【明治安田生命J1リーグ第28節 FC東京3―2鳥栖（ 2023年9月23日味スタ）】 FC東京のDFバングーナガンデ佳史扶（21）が、3―2で勝利した23日のホーム鳥栖戦で2得点に絡む活躍を見せた。

　左サイドバックで5月6日の札幌戦以来約4カ月半ぶりの先発を果たし、後半33分までプレー。0―2の後半9分に正確な左足クロスでアダイウトンのゴールをアシストすると、その5分後には再び鋭い左足クロスで渡辺の同点弾をお膳立てした。

　チームはバングーナガンデの活躍もあり、2点のビハインドから3―2で逆転勝ち。1失点目に絡み、試合後は「（長友）佑都さん、徳さん（徳元）だったら守れていたと思うので、そこは修正していきたい」と反省も口を突いたが、鳥栖戦の連敗を8でストップする5戦ぶりの白星に「本当に逆転できて良かったです」と笑顔で振り返った。

　秘密のクロス特訓が実を結んだ。0―1で敗れた15日の川崎F戦後、佐藤由紀彦コーチ（47）と「どう足を入れたら、どのボールがいいかというのを改めて話し合った」ようで、その話し合いに基づき、質、量にもこだわったトレーニングを行い「より速い、より正確なボールを何本も蹴り込んだ」という。

　その成果もあり「元々自信があった」というクロスが、この日はさらに威力と精度を増し、ゴールシーン以外にも何度も鳥栖のゴールを脅かした。

　「由紀さんについてもらって、何本も何本もあの状態で同じ形のクロスを練習してたので、そこが出せた。練習通りかなって感じなので、本当に由紀さんに感謝です」。パリ五輪世代で、3月にA代表デビューを飾った逸材は、チームとともにここから巻き返しに打って出る。　