新潟がWEリーグ杯決勝進出!元日本代表MF川澄奈穂美が決勝アシスト「日本語がしゃべれる外国人選手」

2023年10月01日 19:08

サッカー

新潟がWEリーグ杯決勝進出!元日本代表MF川澄奈穂美が決勝アシスト「日本語がしゃべれる外国人選手」
WEリーグ新潟の川澄奈穂美 Photo By スポニチ
 【2023―24 WEリーグカップグループステージ グループB最終節   新潟1―0INAC神戸 ( 2023年10月1日    ヨドコウ桜スタジアム )】 新潟がINAC神戸を破って14日の広島との決勝(等々力)に進出した。今季から加入した元日本代表MF川澄奈穂美(38)が決勝ゴールをアシスト。逆転でグループB突破を決めた。
 「良かったです、ほっとしています。決していい試合内容ではなかったんですけど、決勝進出を決められたのはうれしい」

 試合全体を通じて守勢を強いられたが、少ないチャンスをものにした。前半18分、敵陣右サイドでボールを受けたが、ディフェンスは誰も寄ってこずに数秒間、フリーになった。「いいのかな、じゃあ上げるよ」と絶妙なクロスを上げて、FW道上彩花(29)の決勝ヘッドをアシスト。「道上がすごくいい動きをしてくれたので、放り込むだけでした。よく決めてくれた」とチームメートを称えた。

 この日はWEリーグで初の試みとなる同一会場での2試合開催。C大阪ヤンマーのホームスタジアムのため、1試合目のC大阪ヤンマー―三菱重工浦和の2240人より少ない1843人の観衆だったが、インターバルはわずか1時間だったこともあり、C大阪ヤンマーのユニホームを着たサポーターも数多く残って盛り上げた。米国帰りのレジェンドは「トライすることがWEリーグにとっては大切だと思う。それをきちんと、どうだったね、とフィードバックをして、これからの観客数増につなげていってほしい」と女子サッカーのさらなる発展を願う。

 帰国してすぐタイトル獲得なら、自身にとっても勲章がまた一つ増える。「日本のサッカーに慣れなければいけないというところもあるが、いきなり全部日本シフトにするわけではなく、アメリカで自分自身が学んだこと、引き出しが増えた部分がたくさんある。“日本語がしゃべれる外国人選手”みたいな感じで、チームをどんどんよくしていきたい」と意気込んだ。

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