南野 10カ月ぶり日本代表復帰も復権へ“試練”インサイドハーフ起用 鎌田、堂安選外で猛アピ必須

2023年10月05日 05:01

サッカー

南野 10カ月ぶり日本代表復帰も復権へ“試練”インサイドハーフ起用 鎌田、堂安選外で猛アピ必須
南野拓実
 日本サッカー協会は4日、国際親善試合のカナダ戦(13日)とチュニジア戦(17日)に臨む日本代表26人を発表し、W杯カタール大会で10番を背負ったMF南野拓実(28=モナコ)が昨年12月以来となる代表復帰を果たした。MF鎌田大地(27=ラツィオ)、MF堂安律(25=フライブルク)らがコンディション不良で選外となる中、森保一監督(55)は南野をインサイドハーフなどで起用することを示唆。前10番が復権を懸けた“試験”に挑む。 【日本代表メンバー一覧
 南野が約10カ月ぶりに日の丸のユニホームに袖を通す。所属チームで開幕から3得点3アシストと好調な滑り出しをみせており、森保監督は第2次体制下で初めて招集した理由を「非常に調子よく、チームに貢献しているというところを確認させてもらった」と説明した。 新たなミッションにも挑戦する。W杯まではウイングなどでプレーしてきたが、森保監督は「4―2―3―1ならトップ下がベース、4―1―4―1(4―3―3)ならインサイドハーフでプレーしてもらう」と具体的な構想を提示。南野にとって代表のインサイドハーフは未経験だが「彼の良さを生かして、チーム戦術に組み込んでいける」と指揮官は期待を込める。

 ただ、代表復帰を手放しで喜んでいられる状況ではない。今回は「コンディション不良」で招集が見送られた鎌田や堂安だが、復調すれば戦線復帰は間違いないだけに、南野にとっては生き残りを懸けた重要なテストにもなる。

 11月のW杯アジア2次予選、来年1月のアジア杯を見据え「チーム戦術がより浸透していけるように2試合を戦いたい」と森保監督。復権を狙う南野にとっても重要な10月が始まろうとしている。(河西 崇)

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