GK大迫がPKをスーパーセーブ 試合終了間際に失点もDFライン4人を統率

2023年10月13日 21:38

サッカー

GK大迫がPKをスーパーセーブ 試合終了間際に失点もDFライン4人を統率
<日本・カナダ>前半、PKを止める大迫(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【サッカー国際親善試合   日本4ー1カナダ ( 2023年10月13日    デンカS )】 日本代表のGK大迫が、ミスを帳消しにするビッグプレーを見せた。前半22分、MFデービスを倒したとしてPKを献上したが、FWデービットのキックを右足一本でスーパーセーブ。失点すれば一気に浮き足だつ可能性もあったが、鋭い反応でゴールを許さなかった。
 先発した4人が初めてDFラインを組む“急造守備陣”も序盤から安定した守備を見せた。後半44分、右サイドを崩され、失点した場面に大きな課題を残したが、終始、圧倒していた。

 DF町田は代表初先発した9月のトルコ戦に続く2試合連続のスタメン。前半はDF冨安、後半はDF谷口というタイプの異なるCBとともに相手に決定的な仕事を許さなかった。今年3月、冨安の負傷離脱で追加招集され、東京五輪メンバーとしては最も遅いA代表入りを果たした。「次の3年半は東京五輪世代が中心にならないといけない。十分にチャンスはある。グッと(メンバーに)入っていかないといけない」と覚悟を持って定着を狙う。

 この日も、前半25分に相手ドリブル突破に対して体を張った守備で防ぐと、後半2分には左CKを頭で合わせるなどフィールドプレーヤーでは最も高い1メートル90の長身を生かしたプレーで持ち味を発揮した。

 各年代別代表の経験はあるが、全てのカテゴリーでスタメンをつかめていたわけではない。むしろ、ベンチから眺める方が多かった“雑草”だ。昨季は所属チームでも出場機会が少なかったものの、今季は開幕から5戦連続で先発出場と本領を発揮している。

 冨安、板倉の壁は厚いが、逆境こそ町田の大好物。「次のW杯までに爪あとを残して序列を変えたい」。燃え上がる気持ちを胸に、強気な姿勢を崩さない。

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