新潟・藤原 真骨頂剥がしてパス 相手の前線からのプレス臆さず

2023年10月28日 04:55

サッカー

新潟・藤原 真骨頂剥がしてパス 相手の前線からのプレス臆さず
右サイドから攻撃的に仕掛けようと意気込む藤原 Photo By スポニチ
 J1新潟は28日に、アウェーで京都と対戦する。27日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。右SB(サイドバック)で2試合連続の先発出場を狙うDF藤原奏哉(28)は、強度の高い京都のプレスに屈することなく、より攻撃的なスタイルでゴールに絡み、2試合ぶりの勝利に貢献する。
 相手が強いプレスをかけてきても、動じずに対応できるのが藤原の真骨頂。最終調整でも涼しい表情で黙々とボールを追い続けた。

 「京都は攻守でアグレッシブに戦う印象がある。前線からのプレスは、相手のパワーを利用すればチャンスはつくれる」と対策は十分だ。

 前節の鳥栖戦では、MF松田のクロスが相手のハンドを誘いPK獲得につながったが、相手のプレスをかわし長い縦パスを松田に通したのが藤原だった。鳥栖も前線からのプレスを多用しており「自分たちのチームは(ボールを)つなぐことにフォーカスすることが多いが、試合の入りこそ柔軟にそしてシンプルにする必要がある」。相手が前掛かりになった隙に、鋭い縦パスを入れられればチャンスになる。「相手の動きを少し外すだけで数的優位もつくれるし、空いたスペースへもボールを出せる」と前節同様にプレスを剥がして攻撃するイメージはできている。

 鳥栖戦前の約3週間の中断期間を有効に使うことができた。「いつもよりFWや前線の選手へのパスの供給を意識した」と右サイドからのクロスや効果的なパスの質を高めた。「前線との動きが合っていけばチャンスになる。そこを見逃さずに得点に結びつくパスを出していきたい」と積極的に攻撃を仕掛けていく。

 昨季はJ2で自己最多となる4ゴールを挙げた。今季は無得点なだけに、残り4試合でゴールという結果も出したいところ。「もちろん、狙ってはいく」。J1の強度や戦い方にも慣れ、攻守で藤原らしい力強いプレーが出せるようになってきた。チームも5戦負けなし(2勝3分け)と上昇気流に乗っている。「相手の最初のプレスをどう剥がしていけるかが、勝負の鍵になる。先制点を取れれば楽になるので積極的にいく」と前半から果敢にゴールを狙う。

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