J1昇格の町田・藤田社長が市に感謝 スタジアム周辺整備の予算可決でアクセス改善に前進

2023年11月18日 21:34

サッカー

J1昇格の町田・藤田社長が市に感謝 スタジアム周辺整備の予算可決でアクセス改善に前進
町田市役所でのJ1昇格報告会に出席した町田の(前列左から2人目から)黒田監督、石阪・町田市長、藤田社長(1人おいて)奥山主将 Photo By スポニチ
 J2を制覇し来季J1に昇格するFC町田ゼルビアの選手と黒田剛監督らが18日、市内で実施された記念パレードの前に同市役所を訪問し、あらためてJ1昇格を報告した。
 あいさつに立った藤田晋社長は、長年の課題とされるホーム町田GIONスタジアムのアクセス問題に言及。「交通問題でずっと頭が痛かった。J1に昇格したら、絶対にすぐお願いしようと思っていました。議会の皆さまが光の早さで対応してくれて、感動しました」と感謝した。

 “天空の城”と称される同スタジアムの収容人員は約1万5000人で、J1で戦う来季は上限に近い来場者大幅増が予想される。もともと駅から遠く、アクセスの分かりにくさや周辺道路の渋滞緩和が求められていた。

 町田市は先月下旬の町田J1昇格決定を受けて、スタジアムのある野津田公園周辺整備のための約5940万円の補正予算案を今月2日に公表。10日に開かれた市議会で、賛成多数により可決された。内容はスタジアム南側にある野津田車庫からの歩行者動線の整備、町田駅発着の直行バス運行、公園内の臨時バス発着場の段差解消などとなっている。

 藤田社長は「なぜサッカーに大事な予算を、という声もあることかと思います」と、予算投入を疑問視する声もあることに言及。その上で「私は以前、鹿島や浦和のように町田の街自体を日本中にとどろかせたいと言いました。これからJ1に定着し、優勝争いするチームになり、世界で活躍して日本、世界中に町田の名前をとどろかせて、市民の皆さまに誇りに思ってもらえるクラブになっていきたいと思います」と理解を求めた。

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