神戸が悲願のJ1初制覇!武藤 光ったピッチ内外での献身「自己よりもチームのために」

2023年11月25日 17:18

サッカー

神戸が悲願のJ1初制覇!武藤 光ったピッチ内外での献身「自己よりもチームのために」
<神戸・名古屋>シャーレを掲げる大迫(左)と武藤 (撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第33節最終日   神戸2―1名古屋 ( 2023年11月25日    ノエスタ )】 明治安田生命J1リーグは25日、各地で7試合が行われ、神戸がホームで名古屋を下して勝ち点を68とし、悲願の初優勝を決めた。
 FW武藤嘉紀(31)にとっては、プロ10年目で初のタイトル獲得となった。21年夏にエイバル(スペイン)から加入。同年は14試合5得点で圧倒的な存在感を発揮したが、翌22年は2度の大怪我もあり26試合6得点に終わった。だが今季は全試合出場。この日は貴重な2点目を決め、10得点10アシストをマークしている。

 「(去年以上に)より注視している」。アルコールはほぼ飲まない。家族と離れて単身赴任の生活をしているが「飛行機移動…新幹線移動ならば2時間半以上掛かる。その往復を考えると、体への負担は軽いものじゃない。会わないという選択をしなければいけないときもある」とオフもケアを最優先。「(家族と会えないのは)寂しいですけど僕の仕事はサッカー選手。引退後に家族とゆっくり過ごすことができる。今はこっち(サッカー)に全てを捧げている」。ストイックに23年シーズンを過ごした。

 FW大迫、DF酒井、MF山口を含めてチームを支えたベテラン4人衆の1人。若い時は自らの成長だけを追い求めてきたが「30代になって、まずチームのためにプレーする。自己よりもチームのために何かを成し遂げたいという気持ちが出てきた」と成熟した。佐々木大樹や初瀬亮ら中堅若手には厳しく、愛情を持って助言を送った。自らの経験を惜しむことなく注ぎ込んだ。そして佐々木や初瀬は大きく飛躍した。

 ピッチ内外で計り知れない貢献度を示し、歓喜の瞬間を迎えた。

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