Jリーグ シーズン移行全会一致で決定 野々村チェアマン「世界と戦う舞台にJリーグを変えていこう」

2023年12月19日 20:39

サッカー

Jリーグ シーズン移行全会一致で決定 野々村チェアマン「世界と戦う舞台にJリーグを変えていこう」
<第12回理事会後会見>話をする野々村チェアマン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 Jリーグは19日、都内で理事会を開き、「2026―27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことを決議したと発表。野々村チェアマンは「全会一致で決まりました」と明かした。
 Jリーグは理事会を受け、「これまで各クラブとの分科会や担当者会議、実行委員会、理事会において、様々な検討を重ねてまいりました。検討の過程において、Jリーグが目指す姿を明確化し、その目指す姿を実現するために『シーズン移行』を実施すべきと判断し、本日理事会にて決議いたしました。これにより、2026―27シーズンは、2026年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕となります。シーズン移行の実施に向けて、残された課題については継続検討してまいります」と発表した。

 野々村チェアマンは会見で、「10カ月以上、本当にたくさんの関係者の人たちと話をしてきた。実行委員だけでなく各クラブのスタッフを入れると500人くらいの人たちを交えてこれからの日本サッカーをどうもっていこうかと話してきた。その中で導き出された答えが、世界市場でしっかり勝負していこう、世界と戦う舞台にJリーグを変えていこうということを10カ月かけて話してきた。その中でシーズンをかえることが必要じゃないかと今回の話に至った。日本における夏場のパフォーマンスの低下が明らかなデータとして出てきた。これは本当に変えていかないといけないと思った」などと説明した。

 また、新潟が14日の実行委員会で反対票を投じたことについても言及。「大きな変革をしようと思うときに100対0は絶対にないと思う。クラブの置かれている背景だったりでいろんな意見があって当然。そういう意見があったからこそみんなで議論をより深められたと思う。もろ手を挙げて賛成とならなかったかもしれないけど、日本のサッカーをよくしていきたい思いとか熱量みたいなものは凄く大事な部分だったと思う。そういう意見があったからこそ前に進んだり、新しく考えが生まれたりすることは間違いなくあった。基本的には、もしそういう決断に至ったのであればいいサッカー界を作っていくことに関してはそういう意思表示もしていただいている。課題を乗り越えて一緒に進んでいけるんじゃないかと思っている」と話した。

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