日本サッカー協会・田嶋会長 Jリーグシーズン移行に「勇気ある決断」「一致団結して新たな一歩を」

2023年12月19日 21:42

サッカー

日本サッカー協会・田嶋会長 Jリーグシーズン移行に「勇気ある決断」「一致団結して新たな一歩を」
日本サッカー協会の田嶋会長 Photo By スポニチ
 Jリーグは19日、都内で理事会を開き、「2026―27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことを決議したと発表。野々村チェアマンは「全会一致で決まりました」と明かした。
 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は協会を通じ「本日開催されたJリーグ理事会において、2026/27年からシーズンを移行することが決定されたと報告を受けました。野々村チェアマン、Jリーグ理事の皆様、60のJクラブの関係者の皆様がJリーグや日本サッカーの発展に鑑みて、真剣な議論を重ね、勇気ある決断をされたと思います。これまでの多くの関係者のご尽力に敬意を表します」とコメントした。

 さらに「Jリーグのシーズン移行については、2000年に立ち上げられたJ.League NEXT 10 Projectで話し合われ、2008年以降はJFA/Jリーグ将来構想委員会で具体的な議論がされました。今回の決定は、それまで論点となっていた、単にシーズンを変えるということやクラブや日本代表の強化だけでなく、JリーグやJクラブ、日本サッカーの成長という広い視野に立ち、移籍の活性化や適正な移籍金を受領できる環境、欧州拠点の設置、欧州ビッグクラブとの関係強化など、野々村チェアマンのリーダーシップの下で様々な観点から議論を積み重ねた上での結論です。Jリーグのシーズン移行には、まだ解決すべき課題があります。降雪地域の施設整備、猛暑への対策は、年間を通じてサッカーができる環境を整えることにつながるもので、サッカー界を挙げて取り組んでいくべき課題です。自治体の理解と協力も不可欠です。財政支援なども含め、JリーグとJFAが一丸となって取り組んでいくことが、『サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。』というJFAの理念を実現していくことにもなると考えています。時代に合わせたJリーグの環境整備はJクラブが国際力を付け、世界に打って出ていくことになり、いずれ日本代表がワールドカップで優勝することにもつながるはずです。今回のシーズン移行という大きな挑戦に対し、JFA、Jリーグ、Jクラブが一致団結して新たな一歩を踏み出します」とコメントした。

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