大宮・横山知伸コーチが38歳で死去 昨夏、脳腫瘍再発、懸命の治療も…川崎F、C大阪などでプレー

2024年01月11日 16:17

サッカー

大宮・横山知伸コーチが38歳で死去 昨夏、脳腫瘍再発、懸命の治療も…川崎F、C大阪などでプレー
2017年、札幌時代の横山知伸氏 Photo By スポニチ
 J3大宮は11日、U18フィジカルコーチ兼U18コーチを務めていた横山知伸氏が4日に死去したと発表した。38歳。東京都出身。現役時代、川崎F、C大阪、札幌などでプレーした横山氏は2018年12月に脳腫瘍と診断され、同31日に摘出手術。昨年に再発したが懸命に治療、リハビリに励み、復帰を目指していたという。葬儀は家族葬で執り行われた。後日お別れの会を執り行う予定。
 横山氏は帝京高から早大を経て08年に川崎Fに加入。C大阪、大宮でプレーした後、17年に札幌に期限付き移籍し18年に完全移籍した。18年8月から熊本に期限付き移籍したが、シーズン終了後に札幌との契約が満了。同12月に体調不良となり、救急搬送された病院で検査の結果、脳内に腫瘍が見つかった。19年9月に岐阜に加入したが、20年2月に引退発表。札幌下部組織のコーチを経て昨季、大宮のフィジカルコーチに就任。同5月にU18フィジカルコーチ兼U18コーチとなった。

 大宮の佐野秀彦社長は「大宮アルディージャは、とても大切なかけがえのない仲間を亡くしました。突然の訃報に接し、信じられない気持ちでおり、悲しみにたえません」と悲しみとともに報告し、「今夏、脳腫瘍の再発の診断されてから、必ずピッチに戻るという強い意志のもと、懸命に治療、リハビリに励んでまいりましたが、残念ながら帰らぬ人となり、無念でなりません」と吐露。

 そして「未来に向かい、ともに成長を続けていく仲間との早すぎる別れは、残念でなりません。クラブスタッフ一同、横山コーチの常に高みを目指し挑戦し続ける勇姿を心に刻み、意思を引き継ぎ精進してまいります。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

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