アフリカ選手権に出場するガンビア代表の航空機が酸素不足で緊急着陸 一酸化炭素中毒で多数が意識を失う

2024年01月12日 00:09

サッカー

アフリカ選手権に出場するガンビア代表の航空機が酸素不足で緊急着陸 一酸化炭素中毒で多数が意識を失う
2022年、アフリカネーションズカップ準々決勝・カメルーン戦の後半開始前に円陣を組むガンビア代表イレブン(ロイター)
 サッカーのアフリカ選手権(13日開幕、コートジボワール)に出場するガンビア代表のイレブンが10日、搭乗機の不調で緊急着陸する事態に見舞われたとAP通信など複数の海外メディアが報じた。首都バンジュールからコートジボワール入りに向けて出発直後、機内の客席が酸素不足となったため空港に引き返して緊急着陸したという。
 ヤングボーイズ(スイス)のDFヤンコは自身のSNSで状況を説明した。搭乗時から小型機の機内は温度が異常に高く、乗客は大量に発汗。「クルーから離陸したらエアコンが作動すると言われたが、過酷な高温と酸素不足で多くの人間が激しい頭痛と目まいに見舞われた」という。さらに乗客が次々と意識を失うなど出発後も事態は悪化。機長が離陸からわずか9分で空港に引き返す判断を下し、緊急着陸したことで事なきを得たという。

 ヤンコは「酸素欠乏の状態がもう少し長く続けば、どうなっていたか。もっとひどいことになっていたかもしれない」と指摘。セイントフィート監督は「みんな一酸化炭素中毒になった。何人かの選手は着陸後もすぐには意識を取り戻さなかった」と振り返った。

 ガンビア・サッカー連盟は「客室の与圧と酸素量の低下があったようだ」と指摘。チャーター機を運航したコートジボワール航空が原因を調査しているという。

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