福岡が始動　長谷部監督「最高順位を取れるように最高出力で」

2024年01月13日 06:00

サッカー

福岡が始動　長谷部監督「最高順位を取れるように最高出力で」 — ランニングする福岡イレブン Photo By スポニチ

　J1福岡は12日、福岡市内で始動。午後から新体制発表会見を開いた。

　チームは昨年、ルヴァン杯でクラブ史上初のタイトルを獲得。リーグ戦は過去最高の7位と躍進した。オフにはリーグ戦は2年連続10得点を挙げたFW山岸、元日本代表のMF井手口、FWルキアンら主力を含む7人がチームを去った。救世主として期待がかかるのは清水から加入のMF松岡だ。鳥栖の下部組織出身で昨年はブラジル2部のチームに期限付き移籍したが、出場はなかった。「悔しい思いをしたが、自分自身はレベルアップした自負はある。勝つために全身全霊で戦っていこうと思っている」と宣言した。

　A代表経験があり、今夏行われるパリ五輪世代だけに思いは強い。「（パリ五輪は）目標としていた大会。まずは自チームで勝つために戦って、その結果がそういう場所につながる」とイメージ。プロ入り後はカップ戦も含めて133試合で得点がない松岡は「目標はフル出場。勝つためにできることを全部やっていきたい」と語った。

　5年目に臨む長谷部茂利監督（52）は昨年の7位を上回るリーグ戦6位以上を宣言した。

　「最高順位を取れるように最高出力で頑張ります」

　また、連覇のかかるルヴァン杯などカップ戦は昨年同様のベスト4以上に照準を合わせる。「ベスト4に何度も入ることで優勝するチャンスがある。続けていきたいし、続けていくことで、継続から優勝という2文字を勝ち取ることができる」と力説した。

　チームは今月28日からの宮崎キャンプで、2月下旬の開幕に備える。　（杉浦　友樹）